ZetaTalk:変化が仲介する
2004年11月4日ー著


規則に従うようにあるいは成り行きに向かうように奮い立たせられると、世界中の全文化圏にいるほとんどの人間は、成人すると、その境界の外側に踏み出さずに、そうする。

 イスラム文化では、女性は家の外では頭からつま先まで布で覆われるようにして、石を投げられ、強姦される恐ろしい反逆者の例が、常に気にかかっている。通行車両のあるなしにかかわらず、赤信号では止まりなさい、そうでないと罰金を科せられる。請求書を支払いなさい、そうでないと所有財産とクレジットの信用を失う。企業の方針を気にかけ、上司の命令に賛成して、うなずきなさい、そうでないと仕事を失う。
たとえ愛がずっと前に去ってしまっていても、配偶者と一緒であるふりをしなさい、というのは、これが唯一の性的はけ口に是認されているものであり、離婚は社会的に人を除け者にする。
 期待を制限し、人生の非常に多くの部分にある規則や規定に対し、大人は静かに沸き立つ怒り以外に、定められた轍(決まりきった暮らし)を歩くように彼らを縛るこれらの目に見えないつながりに気付かない。

 それでは、規則に反対して公に反逆し、それらを強要する人達を敵にまわす、反逆者をつくり出すと、何が起きるか?
  沸騰してしまって収めておくことのできない怒りは、いったん表現されると、しばしばそれは、反逆者を戻ることの出来ない状態にし、従って、彼はほとんど自滅的に進退きわまり前方に動き、最後には憤りを自由 に表現する。
 反抗を「バッ」と発する全ての反逆者に対して、静かな反抗の中に、個人的な大変革の建造と[機会]を待つ者が何千といる。築き上げる過程があり、その時、その閾値が一時的に下がるところに、機会があり、そして、別の反逆者が生まれる。

* イスラムの女性が、長い間憤慨しているが、自分の状況を絶望的に感じている。彼女は、自国内の戦争と大変動の間に、男のように服を着て、武器を手に取り、自由に通りを動き回れることができることを見い出す。これは彼女の見せかけの勇気の部分です。戦争は彼女の村に[機会]を与える。彼女は、いったん彼女の縛りの外に踏み出すと、自分の人生に対して他のコースの構想を練り、自分の目に見えない縛りから開放される。
 村の女性達が、自分達がローブに締めつけられていたのを見つけ、しかし、逃れることを必要としている時、彼女は他の流儀を提案する。反逆者が、今は指導者です。

* 従順な市民が、請求書を支払い、交通信号を気にかけ、適切な服装を着て、仕事で会社の議事日程をくどくどと話をしている。彼は彼の家庭と働き場所を瓦礫にしてしまう地震による大変動に出会う。地震、閉じ込められ傷を負った隣人、これは[機会]です。
 彼は、もっぱら生存することを考えて、もっと深く呼吸をし、彼の頭が何年かのうちで初めてすっきりすることを見い出す。彼の焦点は、規則にではなく手近の非常時のことになる。倒木の下で動けなくなった人達を救助するために、代金を払わずに、店からロープを取るのは、略奪か?期待されることの罠をいったん横に置くと、大人はこれらのことを考え、もはやプログラムされたように、反応しない。

* 愛が去ったが、まだその場に縛り付けている絆を見い出す配偶者は、ベッドでよそよそしく振る舞い、夕食の席では気晴らしと悲嘆によって敵意のある意見をして振る舞う。しかし、ある日、路上でタイヤがパンクして寂しい2人の間に社会的に受け入れられる出会いが起きる。タイヤが交換されるまでに、感謝の一杯のコーヒーが過ぎた。貞節についての規則は無視されている。単なるタイヤのパンクが、[機会]である。
 過ぎ去った長い人生は、突然に再び可能性になる。そして、離婚、和解、大胆であること、といったこの過程をどのようにして完遂させればよいかという計画がされる。

 自転の停止に導く、増加する地震と火山活動が、道路を壊し線路をねじ曲げ、都市を粉砕しパイプラインを破裂させているときにやって来る(社会的、経済的)大変動を与えられれば、質問無しで忠実に守るように提起させられている規則の元で、今日生活している人々に、何が期待されることができるか?
 渦巻く憤慨を抱いていたり、非常識で非人道的な規則に怒っている、全ての個人にとって、異なる行動様式に踏み出す[機会]がある。子供に銃を向けて撃つように言われる兵士は、拒絶するだけではなく、その子供を守るために銃の向きを変え、反逆する。

 夫に家に居るように言われている家庭の主婦は、もはや安全でなく、子供と一緒に、車の鍵を取り、永遠に家と夫を残して去り、反逆する。
 警官と消防士は、戒厳令の指令を与えられた存在は、略奪者が、より裕福な者が住む地域に移動できないように、道路を封鎖することを要求されるので、役人に、建物を焼いたり、都市からの避難を封鎖するように言われる。
 しかし彼らは、命令に少しも耳を貸さず、するべき正しいことであると心が告げ、すべてが反逆であることをする。従って、自由が死にかけていて、民主主義がないがしろにされ、独裁がのし上がってくると思われる国々では、慰めを得なさい。
 助けは、途上にあり、地球の変化は、想像されたよりも、より本当に、より世話を施して、全ての人に人生を生きる[機会]を許すだろう。


以上 訳T.K.